遠征終了 ~死闘~

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いってきましたー。ミクシーのほうには昨日成績をあげといたんですが、こっちでも報告。



<中部トリオOP>

団体成績:3位/16組 

個人成績:三将にて、5勝2敗(3位?/16人)


<三河OP>

4勝3敗 6位/18人くらい



まぁ想定内の結果ということで。遠征にもかかわらず負け越さなかったのは、きっと相手が低段者ばっかりだったからに違いない。














さて














おまたせしました!














今回の遠征で起こった














珍プレーの数々を紹介します!














¨)・・・














棋譜ノートを


名古屋に置いてきた


という失態。なんてこったい! きっと心やさしいトマトさんが送ってくれるに違いない。ということで、ネタ棋譜はまたの機会ということになります('_‘)ウゥ。














なんていうのもつまらないので、三河OP終了後にやった試合、それも



40分持ち、賭け金:1000円



の、最強二段こと佐谷二段との棋譜でもさらしましょうか。長年の因縁に純然たる決着をつけるべく、残る体力すべてをつぎ込んで挑みました。



<アフターオセロ 40分持ち>

|59|48|19|29|52|28|58|53|
|60|30|23|08|15|54|56|42|
|26|06|02|03|11|12|27|51|
|10|05|01|##|##|22|38|47|
|25|07|04|##|##|16|33|36|
|24|17|09|14|13|18|31|32|
|55|35|20|21|43|45|46|57|
|40|44|37|39|34|41|50|49|

●:佐谷二段
○:佐藤二段


<テキストデータ>
c4c3d3c5b4b3b5d2c6a4e3f3e6d6e2f5b6f6c1c7d7f4c2a6a5a3g3f1d1b2g6
h6g5e8b7h5c8g4d8a8f8h2e7b8f7g7h4b1h8g8h3e1h1f2a7g2h7g1a1a2


安定して高い棋力を持つ佐谷二段。正直、スキル的にはすべての面で相手が上回っています。唯一こちら側にアドバンテージがあるとすれば、それは

・ライン際

での読み合い。僅差の打ち合いよりも「ラインの駆け引き」によって一気に勝負をしかけていくしかないと考えていました。


定石コシウララを嫌った佐谷二段。伏せ石で勝った彼は●番を選択。佐谷二段は飛び出しか蛇が持ち定石になるのですが、今回はその中でも王道である飛び出しを打ってきました。


++++++++
++++++++
++○●++++
+●●●●+++
++○○○+++
++++++++
++++++++
++++++++

白番


通常なら自分はD2と打ち、裏蝙蝠系に持っていくのですが・・・それはネットで既に彼と打ちまくっている展開。持ち時間も大量にあるので、あえてここは変化していきました。


++++++++
++++++++
+○○●++++
+●○●●+++
++○○○+++
++++++++
++++++++
++++++++

○B3


定石として存在するのですが、お互い知識はあやふや。というかほとんど無知のレベルでした。


++++++++
+++○++++
+○○○○○++
○○○●●+++
+●●●○+++
++●+++++
++++++++
++++++++

黒番


ここで佐谷二段、●E6と打ってきました。


++++++++
+++○++++
+○○○○○++
○○○●●+++
+●●●●+++
++●+●+++
++++++++
++++++++

白番


第一感は○F4。しかし●C2と打たれるのが嫌で、結論から言うと打ちませんでした。次に考えたのが○D6です。その場合●はおそらくE2に打ってくるはずなのですが、そうするとD3が黒くなるため、○F5という手が生まれてきます。●はE2の時点で作った種を使ってB6へ。白はいったんF6に打ちF4を保存。というあたりまで読み、結局これを採用しました。


++++++++
+++○●+++
+○○●●○++
○○●●●+++
+●●○○○++
+●●○○○++
++++++++
++++++++

黒番


個人的にここで打たれたくなかったのは●G3でした。


++++++++
+++○●+++
+○○●●●●+
○○●●●+++
+●●○○○++
+●●○○○++
++++++++
++++++++

参考図


○F4、●F2、○C2までの時点であまり○優位に思えず、打たれたらどうしようと考えていましたが、それにはさらに●D1○C1と打った時点で黒にはE1の返しがなく、○有利とのこと。佐谷二段はここで●C1に打ってきました。


++●+++++
+++●●+++
+○○●●○++
○○●●●+++
+●●○○○++
+●●○○○++
++++++++
++++++++

白番


ここでもかなり長考しました。第一感は○F4でしたが、それは進めていくと

●C2→○F2→●A5

となった場合、○A3があるものの、とても打ちやすい形には見えずに却下しました。

ならばと考えたのが○C7です。●はC2に打つために一度●D7と打ち、○F4●C2となったあとはC4が黒いままであることを利用して、○F2を温存しつつ、○A6と打つことができます。どちらにせよA6には打てるのですが、一度C7D7の交換を入れておくことで、○A6と打った時に6列が○の壁になるのを防げるため、この交換は有益であると判断。その後●A5○A3となった時点で○有利! という判断で、C7に打ちました。


++●+++++
+++●●+++
+○○●●○++
○○○●●+++
+●○○○○++
+●○○○○++
++○+++++
++++++++

黒番


こちらの読み通り(相手も読み通り?)●D7、以下

○F4→●C2→○A6→●A5→○A3

とすすみ、以下の場面に。



++●+++++
++●●●+++
○○●●●○++
○○●○○○++
●●○●○○++
○○○○○○++
++○●++++
++++++++

黒番


あ、この手がまだあったか。●G3と打たれて、○有利思考を排除。次の手も悩みました。



++●+++++
++●●●+++
○○●●●●●+
○○●○○○++
●●○●○○++
○○○○○○++
++○●++++
++++++++

白番


直感的には、上辺には手をつけずD7を取りにいく一手を打ち、●に右辺もしくは左辺を取らせて壁を破らせる方針がいいかとも思っていました。ただD7をとってしまうと●G4という手が生まれてしまい、目論見通りの壁破りとは・・・少々勝手が悪い印象。

ということは、やはり上辺に何らかの手をつけるしかないということです。検討時、佐谷二段はここでF2を推していましたが、それよりも自分はF1を選びました。


++●++○++
++●●○+++
○○●○●●●+
○○○○○○++
●○○●○○++
○○○○○○++
++○●++++
++++++++

黒番


続く○G4という好手がある以上、●は当然上辺、おそらくはD1あたりに打ってくるでしょう。ここでポイントになるのが、C4が白くなっているということ。4の列を通しておいてからD7を消す下辺への一手を打つことで、○が嫌っている●G4の手がなくなります。



++●●+○++
++●●●+++
○○●○●●●+
○○○○○○++
●○○●○○++
○○○○○○++
++○○++++
++○+++++

参考図


G4に打たれる心配がないため、壁破りで○には充分勝機を見いだせる形! なのですが・・・「参考図」とあるように、実践はこのようにすすみませんでした。もしここで●B7と打たれたら・・・? やはりD7は消さないほうが無難であると判断。


++●●+○++
++●●●+++
○○●○●●●+
○○○○○○++
●○○●○○++
○○○○○○++
++○●++++
++++++++

白番


ここは試合前に決めた方針である「ラインを使った勝負」に出るべきだと判断。頭の中でも、かのアカギ様の名言


「そんな弱い心は、狙い撃ちさ」


という言葉がリピート状態。ここは強気に打ってやろうじゃないか!!!



++●●+○++
+○●●●+++
○○○○●●●+
○○○○○○++
●○○●○○++
○○○○○○++
++○●++++
++++++++

○B2


思い返せば、これがこの局で初めて



先を読みきらずに打った手


でした。佐谷二段はここで●有利になったと判断。が、実際評価値的にはまだまだ互角の形成でした。●はG6と打ち、○B1を防いだ状態でのA1を狙ってきました。



++●●+○++
+○●●●+++
○○○●●●●+
○○○○●○++
●○○●○●++
○○○○○○●+
++○●++++
++++++++

白番


直感的にはG4かG5。ですがG5などと打って●H5と打たれたら・・・Cライン通し&ホワイトライン切りの一手が飛んできて、○は左上の利点を失いかねません。ここは安全策の一手、H6に打ちました。



++●●+○++
+○●●●+++
○○○●●●●+
○○○○●○++
●○○●○●++
○○○○○○○○
++○●++++
++++++++

黒番


G6は黒くされることはまずなく、これで一応○B1は確保。●G5と打ち


++●●+○++
+○●●●+++
○○○●●●●+
○○○○●●++
●○○●○●●+
○○○○○○○○
++○●++++
++++++++

白番


○H5などと打ってしまっては、●G4という好手を保存しながらの●E7があり○危険。●B7を覚悟しつつ、下手に下辺でいじられないように○E8と打ちました。●もB7と勝負の一手。


++●●+○++
+○●●●+++
○○○●●●●+
○○○○●●++
●○○●○●●+
○○●○○○○○
+●○○++++
++++○+++

白番


B7に種ができたため●E7も、またミニラインが通っているため●G4も無くなったため、ここで○H5に。


++●●+○++
+○●●●+++
○○○●●●●+
○○○○●●++
●○○●○○○○
○○●○○○○○
+●○○++++
++++○+++

黒番


続く黒も、ミニラインが通ったために●C8。



++●●+○++
+○●●●+++
○○○●●●●+
○○○○●●++
●○○●○○○○
○○●○○○○○
+●●○++++
++●+○+++

白番


第一感はD8と当てる一手でしたが、それには●F8を筆頭に、B8やらA7やらと、やたらに考えうる応手が多く打ちたくありませんでした。それよりもブラックラインを切るG4と打ったほうが好手と判断。


++●●+○++
+○●●●+++
○○○●●●●+
○○○○○○○+
●○○●○○○○
○○●○○○○○
+●●○++++
++●+○+++

黒番


●D8と当てる一手。


++●●+○++
+○●●●+++
○○○●●●●+
○○○○○○○+
●○○●○○○○
○○●●○○○○
+●●●++++
++●●○+++

白番


さて・・・ここは○A8と隅を取って下辺を安定させるべきか、それとも○E7と一度打ち込んでからA8を狙いにいくのか・・・山川五段は後に検討している時には即答で正解。というかよく考えればわかる一手ですね。○E7が正解です。なぜ正解かといえば、これは逆に不正解である○A8に打つことでハッキリとわかります。


++●●+○++
+○●●●+++
○○○●●●●+
○○○○○○○+
●○○○○○○○
○○○●○○○○
+○●●++++
○+●●○+++

黒番


●F8と打たれてしまうと・・・


++●●+○++
+○●●●+++
○○○●●●●+
○○○○○○○+
●○○○○○○○
○○○●○○○○
+○●●++++
○+●●●●++

白番


まるで研究コブラが、評価値読みから完全手読みに変わるかのごとく、自分の頭の中でも一斉にLOSEの文字。ここで負けを確信してしまいました。○E7の手が消えています。こんなものを打ってしまったら、左下が悲惨な状態になり、とても戦える形ではなくなってしまいます。そうなる前に、単純に手数の話から白はE7に打つべきだったのです。


以下白はなんとか逆転を狙いにいきますが、そこは佐谷二段、よどみのない打ちまわしでしっかりと守りを固め、最終的には27対37で負けてしまいました。


・・・ってなかんじで、この遠征で一番考えた局を紹介してみました。やっぱり40分もあると、序盤中盤で詰まれることはなくなりますね。
この長考でひとつ思ったことが、やっぱり自分は「ライン」を軸にして、常に考えているんだなぁと。それは序盤中盤でも当てはまっていました。これだけの長考をするとなると、自分の考えの元となる「手の根源的要素」が現れますね。それともオセロというものが、そもそもラインを基準に考えてしかるべきであるということなのかもしれません。そのどちらが本当なのかは知る由もありませんが、とにもかくにも、本気で40分試合、あるいはそれ以上の持ち時間でもって、みなさんも一度してみてはいかがでしょうか。


それにしても・・・いやぁ佐谷二段は強かった。うん。強かった。この強さを是非














トリオOPで発揮してもらいたかった
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この記事へのコメント
うぅそれ言われると辛いぜwスマヌ・・(´Д`)

てか今回は僕も反省の多い遠征やったわ;;
終盤の詰めの甘さも目立ったけど
それ以上に今回反省したいのが敗戦次局。

最初の1敗は仕方ないとしても、その次の局が2日ともひどかった・・
思い返せばメンタル面・気持ちの切り替えと言うことに関しては
あのグラチャン決勝から全く進歩してないなと痛感しました。

でもまあかなり面白かった、また来年いかね?w


お互い2段のままやったらW
2007/08/27(月) 18:03 | URL | 魔手 #Ty2av2sE[ 編集]
昨日はお疲れさまでした。遠征で2日続けてオセロというのは大変ですよね。
今回ここに載っていた佐谷さんとの棋譜、あまりのレベルの違いに見てビックリしました。
知っている定石を外れた瞬間に先を読み切れない私にとっては目から鱗が落ちる内容でした。

今度は機会がありましたら東海地区の大会にもお越しください。
2007/08/27(月) 23:45 | URL | たなか@とうかい #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/08/28(火) 06:35 | | #[ 編集]
>>魔手さん
1敗まではなんとかなるんです。でも2敗すると、おれも似たようなものになります。
でもあの場合、負けても次勝てば・・・! っていう試合だからねぇ。勝ってほしかった><



どっちかが三段になったら、今度は四段をつれt・・・


>>たなかさん
レベルの違いだなんてとんでもない。所詮どこまでいっても、二段のオセロです。

来年は東海地区にでもいってみようかしら。
2007/08/30(木) 12:34 | URL | こしあん #-[ 編集]
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