業務連絡

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オセラーのみなさま、オセロブログをこんな私的な用途につかってごめんなさい。あと竹田さん、それってかなりすごい話ですよねw 特に研究してる自分としてはw


<需用的側面>
 白黒テレビは発売当初、あまり売れ行きが良くなかった。しかし55年以降の上昇カーブは倍増ペースで伸びていった(図)。この理由としては、テレビ放送網の充実や消費者水準の上昇があげられる。当時放送局はNHK23局、民放45局の計68局から成り、アメリカに次ぐ数であった。また消費者水準であるが、所得格差が大きくない日本にとってはテレビ普及に悪い条件ではなく、また水準の伸びも上昇しつつあった(図)。しかし当時のテレビの値段は所得に対してまだまだ高すぎた。そこで各メーカーは、後に述べるような普及型の試み等積極的な投資を行い、58年ごろには一応の底値に到達した。こうして白黒テレビは急速に浸透していったのである。
 白黒テレビが普及し終わると、国内市場では買い替えやあるいは二台目需要が主流になっていく。1961年頃より各メーカーは新たな製品戦略をとりはじめ、新しい製品革命や多様化が目指されることとなった。その代表が前項で述べたトランジスタ・テレビの開発であり、また当初普及型が統一されていたテレビ生産は、62~63年ころからはそれ以外のタイプの比率を高めていくことになる。その最初は当初の普及型よりも小型なテレビの増加であり、他方ではより大型のテレビも登場し、その市場が拡大していった。市場は多様化の時代に入っていったのである。
 また各メーカーは、1960年にカラーテレビの本放送開始にあわせてCTVの市販を開始するが、その普及は容易ではなかった。当初のCTVの価格は高く、価格が高い割にカラー放送の時間が短く内容も乏しかった。では番組の質と量を良くしようとしても、セットの数が少ないためにスポンサーは足踏みをし、また良い番組が少ないからセット需要が伸びず、需要が伸びないためにセット価格も下がらなかった。という悪循環が存在していたのである。CTVが普及しないのは、ひとえにセットの価格が高いということに尽きるとされ、各メーカーにとっては、いかにその価格を低下させるかが課題となったのである。
 しかし、この悪循環は外的な要因により脱出された。アメリカからの需要である。アメリカ市場でのカラーブラウン管における超過需要が日本にも向けられることとなり、技術の進歩および量産効果による価格の引き下げが可能になったのである。
 他方カラー放送の点でも、1964年には全国を上回る高規格マイクロ回線が整備され、ほとんど全国の都市にカラー中継が可能となった。同年には東京オリンピックが開催され、CTV需要が高まることも予想された。実際には予想したほど需要が伸びることはなかったが、メーカーの期待は高まった。これが更なる量産体制へとつながり、CTVのコストダウンを可能にした。16万円台の16型、19万円台の19型と、1インチ1万円が実現していく一方、この時期における個人所得の増加も著しかった。
CTVの普及率(図)と合わせて考えると、CTVの普及の理由は給与の上昇効果が大きかったことが特徴的である。これは名目額での比較であるが、それらをGNPデフレータで補正して比較しても傾向は変わらず、CTV普及には所得上昇の効果も大きかったことが分かる。
こうして白黒テレビからカラーへ買い替えの需要が本格化したのである。生産台数は65年の98千台から70年には6,399千台へと激増し、5年間で65倍となった。家電製品全体の増加(金額)に対しても、CTVは43%もの高い寄与率を示し、70年には家電製品全体の生産額の33,4%に達した。60年代後半の家電ブームはCTVに支えられていたといえよう。
 1970年代半ば、CTVの国内市場は成熟期に入る。しかし80年代にかけてテレビ自体とその周辺をめぐる技術革新が起こったため、市場は順調に拡大していった。技術革新の基礎はME技術の発展であり、それによって新しい放送形態の実現を促進させた。それは音声多重放送や衛星放送の開始、各地におけるケーブルテレビの開局などであり、これが多機能化や高画質化、大型化などの新たなニーズを生み出した。またVTRやビデオディスクプレイヤー、TVゲームなどの周辺機器が出現し、テレビの新しい利用方法が創出されたのである。

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